マイナンバーの「通知カード」と「個人番号カード」の違いを説明するよ
2015/10/13
マインバーについて少し調べたらしい社員さんから質問されました。
マイナンバーって、「通知カード」と「個人番号カード」の2種類あるみたいだけど、どう違うの?
はい。説明しましょう。
2015年10月に、簡易書留で送られてくるのが「通知カード」です。
通知カードは紙でできているのであんまし有難味がありません。
通知カードには、マイナンバー、氏名、住所、生年月日、性別などが印刷されています。
マイナンバーは一生変わらないあなただけの番号です! ってゆーわりには、この「通知カード」はパっとしません。
地味です。
しかも、この通知カードはそのパワーも弱く、これ1枚では本人確認ができません。
マイナンバーが書かれていても、その通知カードが本人のものかどうかを証明するためには、別に、運転免許証等の書類の提示が必要になります。
この通知カードが送られてきた封筒のなかには、「個人番号カード」の申請用紙が入っています。
この申請用紙に必要事項を記入して、申請をした人だけに「個人番号カード」が発行されます。
個人番号カードはプラスチチックでできていて、その内部にICチップが埋め込まれています。
その表面には、氏名、住所、生年月日、性別と顔写真が印刷されてます。
あ、そうそう、この顔写真はどうやってカードの発行元に送るかってゆーと郵送も可能ですが、webを通してスマホからでも送れるそうですよ。
裏面には、マイナンバーが記載されています。
基本的に秘密にしなければならない大事なマイナンバーが、本名や住所が書かれたカードに、たとえ裏面といえども記載されているのに、ちょっと怖さも感じます。
それはさておき。
この写真入りの「個人番号カード」は、最強の身分証明書になります。
住民基本台帳カード(住基カード)なんか、屁でもありません。
実際、「個人番号カード」の発行を受けた場合、住基カードは回収されてしまう運命にあります(持っている人はですよ)。
住民基本台帳カードは個人番号カードに飲み込まれてしまうのです。
あれだけ大騒ぎした住民基本台帳カードって、何だったのでしょうね。
ところで、「個人番号カード」は顔写真入りなので、有効期限があります。
20歳以上の方は10回目の誕生日まで、20歳未満の方は容姿の変化を考慮し、5回目の誕生日までが有効期限とされています。
更新する必要があるってことですね。
以上、「通知カード」と「個人番号カード」の違いを説明しました。
なんでえ、そんなら最初から「個人番号カード」を送ってくれば手間がはぶけるじゃんってみんな思うわけですが、そこにはきっと深い理由があるのですよ。