松本人志さんの言う通り。「ETCの時みたいにまんまとやられる」可能性が高いマイナンバー
2015/10/11
マイナンバー事務取扱担当者のサヤカです。
先日、yahooニュースにこんな記事がありました。
RBB TODAY 10月5日(月)14時2分配信
マイナンバー制度に賛否……松本人志「ETCの時みたいにまんまとやられる」
今月から国民一人一人に通知が始まる「マイナンバー制度」について、芸能界でも賛否両論が繰り広げられている。
4日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」では、ダウンタウンの松本人志や出演者たちがマイナンバー制度について様々な意見を展開した。
松本は「ETCに似てるみたいですよ。最初はみんな嫌がってたじゃないですか、『何でこんなもんつけなあかんねん』『そもそも高速タダにするって言うてたやん』って。でもだんだん皆つけだして、つけてないの俺だけやみたいになって、つけたら意外と確かに便利やなってなるうちに、まんまと、まんまと!」とマイナンバー制度への印象を語った。
ほんと、「まんまと」ですね。
これから個人番号カードを持つとこんなに便利!(実際便利)って宣伝がなされ、いつしか、みんなが個人番号カードを普通に使うことになっていくのでしょう。
かくして個人番号カードは普及する
2015年10月から簡易書留で送られる通知カードは紙でできたペラペラのやつなんで、ありがたみが全然ありません。
これはわざとだと思いますね。
それに比べて「希望者だけに交付される」個人番号カードは、プラスチック製でおまけにICチップが封入され、表面には顔写真も付いたカードです。
これは、日本における最強の身分証明書と言えます。パスポートや自動車運転免許証は個人番号カードに比べたら「へ」みたいなもんです。
何年か前に始まった住基カードもICチップを備えていましたが、顔写真があってもなくてもよかったし、市町村長ごとにデザインが異なり統一性がないので、やっぱり個人番号カードには負けます。
実際、住基カードはその役目を終え、今後は個人番号カードにとってかわられます。すでに住基カードを持っている人は、個人番号カードをもらう際に、住基カードを市町村に返却する必要があります。
個人番号カードに内臓されるICチップには、電子証明書が記録されています。
これまでは、紙に署名捺印して、お役所や行政機関に持っていっていた各種の申請や届け出が、電子証明書さえあればインターネットを使ってどこからでも、いつでも行えるようになります。
具体的には、ネットにつながっているパソコンにICカードの読み取り装置をつないで、個人番号カードのなかの電子証明書の情報を読み取らせるんです。
読み取り装置ってゆーのはこんなのです。
数千円で買えます。
今後、いろんな行政手続きが電子証明書を使えばオンランで可能になるため、やっぱし個人番号カードは便利だなってことになって、松本人志さんがおっしゃるように、「ETCの時みたいにまんまとやられる」とわたしも思います。