厚生年金に入らなきゃいけないのに入ってない人が200万人
ネットにこんな記事がありました。
会社員のための公的年金である厚生年金に加入すべきなのに、加入していない人が200万人もいる。そんな推計を政府がまとめた。これらの人は自営業者などの国民年金に加入しているという。
国民年金は厚生年金よりも年金額が少ない。給与天引きでなく自ら保険料を納める方式のため、保険料の未納も起こりやすい。老後の生活が厳しくなって生活保護に至ることも考えられる。
労働者個人のためにも、社会のためにも、本来の厚生年金に加入するよう国や日本年金機構は徹底した対策を求められる。
加入漏れが起こる大きな原因は勤め先の企業にある。厚生年金の保険料は事業主と従業員が折半して負担する仕組みだが、これを嫌って企業が果たすべき義務を果たしていないのだ。
法人事業所と従業員5人以上の個人事業所はすべて厚生年金や健康保険に入らなければならない。ところが、特に中小零細企業が経営難を理由にして加入しないことが珍しくない。厚生労働省は約79万の事業所が違法に加入していない可能性があるとしている。
▲出典:「企業が厚生年金から逃れるのを許すな」日経新聞 2016/1/25 3:30
79万もの事業所、人数でいうと200万人の人が加入しなきゃいけない厚生年金に加入していないそうです。
これから日本年金機構は本腰を入れて調査に乗り出し、厚生年金への加入を指導する方針だそうです。さらに悪質な加入逃れに対しては刑事告発も考えていると。
そこで使われるのが、マイナンバーです。
マイナンバーは、これまで厚生年金に加入義務があるにも関わらず、加入してなかった事業所を見つけ出す強力な武器になります。
でも、なんで、79万社も加入してないのに、今までほっておいたのでしょうか?
大変な世の中ですよ。